A本館明治43年8月に炭鉱経営者で組織された筑豊石炭鉱業組合直方会議所として建てられ、筑豊の炭鉱史とも言うべき議事録や坑内の模型など炭鉱の歴史を伝える建物で、直方市の文化財に指定されています。B新館この建物は、平成2年10月に木造平屋建てから鉄骨2階建てに建て替えられ、面積は368.1m²で、中には日本国内最大級の石炭塊や 模擬採炭切り羽の模型 炭坑の様子を伝える山本作兵衛の原画 原田大鳳の巻き絵 山近剛太郎の絵画などが展示されています。また、江戸時代の東蓮寺藩(後の直方藩)の歴史 水運から陸運へと変化する物流の歴史なども紹介しています。C貝島32号ドイツコッペル社製蒸気機関車大正14年貝島大之浦炭鉱が資材運搬用としてドイツから輸入した炭鉱専用の機関車で、昭和51年8月の閉山まで52年間走り続けました。直方市石炭記念館に静態保存されている貝島32号機とロト22号(無蓋貨車)が令和7(2025)年2月12日に直方市有形文化財に指定されました。DC-11-131号蒸気機関車昭和13年に日本車両株式会社で製作され、昭和16年から昭和45年までの30年間に石炭輸送に活躍し、走り続けた距離は約130万kmで、地球を32周した距離になります。E石炭化学館石炭は燃料としてだけでなく、製鉄や様々な化学薬品などができることをわかりやすく解説し、世界の石炭 いろいろな石炭も展示しています。新日鉄株式会社寄贈のタール工場、石炭酸工場、ベンゾール工場の模型を陳列しています。Fエアーロコとディーゼル機関車坑内用の石炭運搬用機関車として、圧縮空気式機関車(エアーロコ車)とディーゼル機関車を展示しています。Gメタセコイアの木石炭の原木がメタセコイアの木と言われています。アケボノスギの一種で、セコイア、シダ植物等が3000万年前~5000万年前の地層(日本の古第三紀層)に堆積し、地圧や地熱で炭化して石炭になったと言われています。H坑外用電気機関車鯰田炭鉱坑外運搬車として、各坑口と選炭場間を走っていました。明治の末期に輸入し、人車には家族も乗せて走っていたので住民にも親しまれていました。I救護訓練坑道ガス爆発や落盤などの炭鉱災害の際に救護隊が編成され救護に携わっていました。九州炭鉱救護隊連盟直方救護練習所として即応できる救命器具を使用した救護隊の訓練施設で、大正11年4月に作られたものです。(延長:117m、傾斜:20度)昭和43年12月20日閉所されました。J坑内炭鉱機械屋外展示場坑内の斜坑内を、鉱員たちを乗せて採炭場まで運んだ人車や石炭掘削機械ロードヘッター、ドラムカッター、自走枠等、実際に坑内で活躍した大型機械を展示しています。お問い合わせContact UsTEL/FAX0949-25-2243【開館時間】9:00~17:30(入館は17:00まで)【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は開館)12月29日~翌1月3日〒822-0016 福岡県直方市大字直方692-4